多峯主山山頂に案内板 細田建設が市へ寄贈
ウオーキングや散策など、手頃に楽しめる山として人気の多峯主山。その山頂に設置する案内板2点を、飯能市双柳の細田建設が市へ寄贈した。
27日には野田直人市議立ち会いのもと、大久保勝市長の元へ寄贈に訪れ、同社の細田伴次郎会長(79)は「多峯主山を訪れる皆さんに楽しんでもらえたら」と話した。
遠足やハイキングなどで多くの観光客が訪れている同山だが、山頂には案内板が設置されていなかった。
そこで細田会長が同山の草刈りや間伐など整備をボランティアで実施している橋本善吉さん(80)=本郷=と共に案内板の設置を検討。
知人で全日本写真連盟関東本部委員フォトフレンズ支部長を務める木村英二さん(79)=岩沢=に撮影を依頼し、スカイツリー、新宿高層ビル、東京タワーなどを示した写真を使用したものと、富士山の方角を知らせる案内板の2点を製作した。
スカイツリーなどを紹介する案内板の部分の大きさは縦61センチ、横102センチ。もう一方は、縦42センチ、横30センチ。材質は鉄骨で、コンクリートで固めて設置するという。
時期については、市観光・エコツーリズム推進課と相談し、決定する。
案内板を見た大久保市長は「多峯主山へ来て頂いた方への気づかいとして、市ではこのほどトイレも設置したところ。さらにこの案内板があることで、訪れる皆さんに飯能の魅力をわかってもらえるきっかけとなる」。細田会長は「これまではせっかく山頂まで登って頂いても、どこに何があるのか分からない状態だった。せっかく子どもから高齢者の方まで多くの方がやってくるので、少しでも気持ち良く山頂からの景色を楽しんでもらい、心安らかになってもらえたら」と話している。