谷ケ﨑氏が無投票当選 無風で2期目船出へ
任期満了に伴う日高市長選挙は17日告示され、谷ケ﨑照雄氏(61)=上鹿山・無所属=が無投票で2期目当選を果たした。自民・公明の推薦を受け盤石の構えを見せた現職への対抗馬はなく、午後5時の立候補届出の締め切りとともに再選が決定。
上鹿山の選挙事務所前で開かれた報告会には大勢の支持者が詰めかけ、順風満帆の船出を祝福した。谷ケ﨑氏は、2期目の公約として高麗川駅東口の開設、高麗郡建郡1300年記念事業の成功などを掲げ、「市民と力を合わせ、住みやすいまちになるよう誠心誠意努めたい」などと語った。
1日限りとなった市長選、谷ケ﨑陣営は午前10時に事務所前で出陣式を開き、冒頭、熊本地震の犠牲者に対して黙祷を捧げた。自民9区支部長の大塚拓衆議院議員、公明党県本部代表の西田実仁参議院議員ら国会議員や近隣市町の首長、県議、保守・公明市議らが顔を揃える中、「最後まで気を引き締め頑張ろう」と拳を突き上げ、日中は遊説カーで市内を回り5か所で街頭演説を行った。
無投票当選の報せを受けて開かれた報告会では、選対本部長の小谷野五雄県議や谷ケ﨑後援会の大久保登会長が支持者に無投票当選を報告。「市内を回ってみて、谷ケ﨑市長に期待する市民は本当に多いと感じた。今後も市長を支えて頂き、共に日高市を素晴らしいまちにしていきましょう」と呼びかけた。
また、遊説を共にした大塚衆議院議員は「無投票での再選は、谷ケ﨑氏の卓越した行政手腕が市民に評価され、今後の4年間、市の舵取りをして欲しいとの願いが結実したものと確信している。寄せられた期待の実現に向け、私も全力で支えていく」と祝福した。
万歳三唱やだるまの目入れを行い再選を祝った谷ケ﨑氏は支持者に感謝を述べ、「無投票当選となり、責任の重さをひしひしと感じている。この4年間、スピード感を持ち、市民の声を良く聞いて市政にあたることを職員共々心掛け、市役所が市民の役に立つ所になるように努めてきた。地道な活動を評価して頂いたのでは」と振り返り、2期目へ向け「地方創生が叫ばれており、人口減少、高齢化をはじめ子育て支援、教育や環境、企業誘致、危機管理、交通などの課題に取り組む必要がある。市民の声を真摯に受け止め、力を合わせて住みやすいまちを作って参りたい。誠心誠意努めたい」と決意を述べた。