絵本から抜け出した小屋 飯能市役所に出現
「えっ、この建物なに?」「かわいい」と来庁舎から注目を浴びる不思議な小屋。飯能市役所駐車場の一角に出現し、視線を集めている。
基礎から立ち上がった壁が緩やかな曲線を描いて最上部でつながり、左右の壁からは丸味のある出窓がちょこんと付き出す。阿須の「あけぼの子どもの森公園」にあっても違和感のないデザインに、市民も「これなあに?」と興味津津だ。
市によると、フィンランドの童話に登場してくるようなこの小屋は「市役所利用者のための喫煙所」。名栗地区の山林から搬出されたスギやヒノキの西川材で作られ、床面積は9平方メートル。
現在の喫煙所は、本庁舎と別館の間に設けられているが、〝絵本から抜け出したような小屋〟が完成後、一定の周知期間をおいて廃止する。