飯能ペペに初出店 秩父地場産のアンテナショップ
秩父産天然カエデの樹液を使ったクッキーやノンアルコールドリンクなど、秩父地域の地場産品を扱うアンテナショップ「ちちぶミニストア」が西武飯能ペペ1階に開店した。5、6日にはオープニングキャンペーンが行われ、飯能市民など大勢の買い物客で賑わった。
秩父地域1市4町の観光振興事業などを展開する「秩父地域地場産業振興センター」(秩父市宮側町)が、地域の産品を知ってもらい、販路を拡大しようと開店させた。
イベントなど同センターが地域外で産品を販売することはあったが、常設店舗として出店するのは、飯能が初めてという。
店舗場所は、ペペ1階入り口の自動ドアを入ってすぐ前。カエデ糖・和メープル菓子・せんべい・ゼリーなどの菓子類やカエデのラムネ・メープルサイダーなどの飲料、さらにはそば・うどん・しゃくしな漬けなど約90点が並ぶ。
秩父のウイスキーとして有名な「イチローズ・モルト」を使ったウイスキーケーキ(1500円)、メープルと地元ワインがコラボしたノンアルコールワイン(500ミリリットル、1500円)などとともに、クッキーや餡入り麦こがしなど一つ100円前後のばら菓子も。
商品の価格帯は90円から3000円ほどで、贈答用に買い求める人も少なくないという。
振興センター総務課の玉川大暉さん(24)は「飯能市と秩父地域はお隣だが、車で1時間ほどかかる。アクセスの良い飯能駅の店舗で秩父地域の産品を身近に感じて頂ければ」と話す。
ちちぶミニストアの営業時間は、午前10時から午後9時。定休日はなし(年2回休館日あり)。問い合わせは975・5158へ。