木造聖観音坐像特別公開 17日善導寺(大字飯能)
飯能市大字飯能の善導寺で催される今月17日の縁日では、市指定文化財の「木造聖観音坐像」を拝観することができる。
市生涯学習課は、「普段、目にすることができない指定文化財の仏像、この機会にぜひ」と呼び掛けている。
木造聖観音坐像は、南北朝時代、14世紀後半に檜材で製作された像で、高さは約43センチメートル。善導寺(大字飯能623番地)の観音堂本尊。
豊頬丸顔(ほうきょうまるがお)の少年のような面貌、猫背気味の体躯、複雑で装飾的な衣文を刻む厚手の着衣等の彫刻表現は、宋元(そうげん)美術の影響を受けた後期宋風彫刻の特徴を十分に表しているという。
拝観できるのは午前10時~午後3時まで。現地には駐車場がないため、市教委は車での来場は遠慮するよう求めている。
問い合わせは、市生涯学習課(973・3681)へ。