3周年のムーミンバレーパーク スプリングフェスティバル

パーク開園3周年を記念し、16日にはエンマの劇場でスペシャルセレモニーが開催された

 3周年を迎えた飯能市宮沢のムーミンバレーパークは5月8日まで、春の訪れを祝うイベント「スプリングフェスティバル」を開催している。

 メイン企画は、「Floating Flower Wolk(フローティングフラワーウォーク)~ムーミンバレーパークの花手水~」。水の上に色とりどりの花を浮かべるデコレーション「花手水(はなちょうず)」が園内15か所以上に点在し、来場者に癒しを与えている。

 手水舎や手水鉢に色とりどりの花を飾る「花手水」。全国の寺社では、新型コロナ感染拡大防止策の一環として、手水の利用を中止するようになったことから、代わりに「花手水」で参拝者を迎える動きが広まったといわれている。

 同パークは、花手水から着想を得たイベントを実施する運びとなったことについて、「ムーミン谷にも、彗星衝突の危機や洪水災害など避けられない出来事が起きる中、ムーミンたちはそれぞれに自分自身が出来ることを、自分自身で考えて行動に移します。コロナ禍がきっかけで広がった花手水と、外からやってきた未知の禍と対峙して、乗り越えていくムーミンたち。希望を持ち続け、幸せを願って、その時に出来ることを実行していく姿勢に変わりはありません」と説明。

 園内にはバラやダリア、ガーベラなどカラフルな花で彩られた15か所を超えるフローティングフラワースポットが設置され、それぞれの場所でムーミン谷の仲間たちの気配を感じるようなデザインが施されたムーミンの世界観と日本古来の伝統からなるコラボレーションが楽しめる。

 旬の花を使用するため定期的に花の種類が入れ替わり、また生花ならではの日々の変化もあり、いつ訪れても見頃。シークレットスポットもあり、園内を巡って春の訪れを感じることができる。

 廃棄ロス削減の一環として、毎週金曜日の入れ替えに合わせて希望する来場者に無料で配布。午後3時から「はじまりの入り江」エントランス付近で配る。なくなり次第終了。

 このほか、スプリングフェスティバル限定のメニューや関連ワークショップなどが登場。「春の日の光をおもいっきり浴びながら、新しい季節をムーミンの物語の世界で謳歌しませんか」と呼びかけている。

 また、イベントがメディア公開された3月16日には、パーク開園3周年を記念して、エンマの劇場でスペシャルセレモニーが開催され、来場者がムーミン谷の仲間たちと節目を祝った。

 チケットは、おとな(中学生以上)3200円、こども(4歳以上小学生以下)は2000円となり、前売り券はそれぞれ200円引き。

 4月1日からは、デジタル年間パスポートの通年販売が行われる。特典として、パーク内のショップで提示すると、支払金額の3%を割引。販売は、ムーミン公式ファンクラブWeLoveMOOMIN(https://love-moomin.jp/)で、おとな(中学生以上)1万3000円、こども(4歳以上小学生以下)8000円。購入日から1年間有効。

 営業時間は午前10時から午後5時まで。土日は午後6時まで。イベント等の情報は、メツッア公式サイトhttps://metsa-hanno.com/