日高、明治安田生命と包括連携協定 「健幸のまち」を推進

協定書を手にする谷ケ﨑市長と佐藤川越支社長

 日高市は、市制施行30周年の節目に宣言した「健幸(けんこう)のまち」を推進したいと、明治安田生命保険相互会社と包括連携協定を締結した。

 今後、同社と連携して健康増進、地域の安心・安全、子育て支援・青少年健全育成、女性の活躍推進などを目的とした事業に取り組むとしている。

 日高市役所で行われた協定締結式には、谷ケ﨑照雄市長、金子昭副市長、明治安田生命の岸本司郎埼玉本部長、佐藤文彦川越支社長らが出席。谷ケ﨑市長と佐藤支社長が協定書に署名を交わした。

 協定に基づく具体的な事業案については、「健康増進」として健康セミナーや各種測定会の開催、「地域の安心・安全」として地域の見守りや相談窓口の周知、「子育て支援・青少年健全育成」として小学生向けサッカー教室や子どものお絵かきコンテストの開催。

 「女性の活躍推進」として女性活躍セミナーの開催など、このほか、市民サービスの向上と地域活性化に関する取り組みを進めていくとしている。

 市が昨年11月の市制施行30周年に合わせて行った「健幸のまち」宣言は、市民一人一人が健康づくりに取り組み、地域の人と人とのふれあいの中で、「健幸」を実感できるまちを目指すもの。市は同宣言に伴い、毎年開催している「健康まつり」を来年度リニューアルし、明治安田生命が「みんなの健活プロジェクト」で実施している野菜摂取推定量を測定できる「ベジチェック」などの測定会やセミナー、講演会などを同社と連携して実施したいなどとの考えを示した。

 また、同社から寄付金21万500円が贈られ、市は、保健相談センターの健康教室などで活用するタブレット、プロジェクター、デジタルカメラなどの購入費用に充てるとした。

 協定締結にあたり、谷ケ﨑市長は「昨年市制施行30周年を迎えたのを機に、市民に健康で幸せに暮らしてもらいたいと、“健幸のまち”を宣言した。人生100年時代と言われる中、健康寿命を延ばしたい。市民の健康づくりについて、ノウハウのある明治安田生命さんに後押しをして頂き、アドバイス頂けたらありがたい」と歓迎。

 岸本本部長は「企業ビジョンに掲げる地域社会との絆を深める活動の一環として、自治体との地方創生に関する包括連携協定の締結を推進している。現在、健康寿命の延伸のための “みんなの健活プロジェクト”、地域の皆様の暮らしや生きがいをより豊かにするための“地元の元気プロジェクト”を展開しており、今回の協定を機に、日高市の皆様と協働し、市長が掲げる“誰もが安心して住み続けられるふれあい清流文化都市日高”の実現に微力ながら貢献したい」と述べた。