ヘリテイジが飯能市に30万円 「100円カレー」売上など寄付

新井市長に寄付金を手渡す坂本社長(右)

 ホテル・ヘリテイジ(飯能市仲町、坂本淳二社長)はこのほど、新型コロナウイルスの感染防止対策に役立ててほしいと、飯能市に30万円を寄付した。

 寄付金は、ホテル・ヘリテイジ飯能sta.の最上階の天空レストラン「銀河鉄道」で11月中に3日間開催した「感謝祭カレー100円」の売上金など。

 感謝祭カレー100円の取り組みでは、コロナ禍で外出機会が減った街中に賑わいを取り戻せたらと、11月21~23日の3日間、通常、1200円で出しているカレーをサラダ付きで100円で提供、2020人が来場した。

 新井重治市長に寄付金を手渡した坂本社長は、「100円でカレーを提供することで皆さんが楽しんでくれ、街中に繰り出して買い物や飲食など地域の活性化につながればという思いで企画したところ、2020人のご利用があった。売り上げが20万2000円、他にはパンなどの売上に加え、私たちの多少の気持ちも贈らせていただく。ワクチン3回目の接種もあるので、感染防止対策に役立ててもらえたら」と話した。

 新井市長は、「一気に接種が進んだのも、ヘリテイジさんのご協力があったから」とワクチン集団接種会場の提供に感謝し、「コロナの関係で市民生活が疲弊している中、市民を元気にするイベントを開催し、さらにその収益をご寄付していただき、本当に感謝している。コロナ対策のために慎重に活用させていただく」と述べた。

 ヘリテイジ飯能は飯能駅直結のホテルとして、飯能ステーションビル・共同ビルで形成、宿泊、宴会、ブライダル、和・洋のレストラン、ベーカリーショップを運営。ホテル全体の年間利用者数は約15万人で、関東を中心に首都圏からの宿泊客と、県西部地区・青梅市方面からの会合や宴席の会場として、広く利用されている。