新型コロナワクチン 日高市で集団接種開始

集団接種が始まったひだかアリーナ

 日高市の65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの集団接種が6日に始まり、会場の文化体育館ひだかアリーナで330人が接種を受けた。今後、保健相談センター、高萩公民館を加えた3会場で集団接種が行われる。

 同市では集団接種に先立って医療機関での個別接種が5月17日から行われており、6日現在で65歳以上の高齢者1万8855人のうち38%にあたる7197人が1回目の接種を終えた。

 ひだかアリーナでは、2回のシミュレーションを経て1時間で70人の接種を実施できる体制を整えた。対象者は受付、予診票の確認を経て、パーテーションとカーテンで仕切られた問診室、接種室へと進み、接種を受けた後、副反応がないか経過を観察した後に帰宅。谷ケ﨑照雄市長も会場を訪れ、接種の様子を視察した。

 LINEで予約を取り、接種を受けた高萩の男性(73)は、「特に痛みは感じなかった。早く接種できたらいいと思っていたので、ホッとしている」と話した。

 市は7月末までに接種を希望する高齢者への接種の完了を目指しており、64歳以下へのワクチン接種券の発送と予約開始時期については、国から示されている順序に沿って、基礎疾患を有する人、高齢者施設等に従事する人、60~64歳(2368人)を6月下旬、50~59歳(6830人)は7月中旬、40~49歳(8551人)は7月下旬、27~39歳(7140人)は8月上旬、16~26歳(6313人)は8月中旬を目指す。

 また、接種予約にキャンセルが発生しワクチンに余剰が生じた場合、廃棄を避けるため、高齢者施設等従事者、小中学校教諭、保育士、幼稚園教諭、学童保育室支援員、集団接種会場従事者に接種を行うとしている。

 日高市の新型コロナワクチン接種コールセンターは0570・022・178(午前9時~午後7時、土日祝を含む)。