市へ空気清浄機2台寄贈 ニットー冷熱(双柳)
飯能市双柳のニットー冷熱製作所(市川榮一会長、向田勝社長)はこのほど、高い清浄機能を持つ空気清浄機「HEPAフィルター付きクリーンパーテーション」を飯能市へ2台寄贈した。
市は、本庁舎ロビーにある来客用ベンチの背面と、来客が最も多い市民課窓口に設置した。
同社は昭和49年に設立し、令和元年に創立45周年を迎えた。超省エネ型温度・湿度管理ユニット及び空気清浄装置の生産・販売・メンテナンス、冷機器の製造を手掛けている。
今回寄贈した空気清浄機は、高性能の「HEPAフィルター」を採用し、集塵効率99・97%という高い清浄空間を実現。吸い込み口を椅子に座った際の顔の高さに設定し、飛沫感染リスクを低減させており、厚生労働省新型コロナウイルス感染症拡大防止対策対象製品に認定されている。
医療機関で多数採用されている吸い込み方式の風速を5倍に強化し、新しい生活様式にマッチしたデザインとした。また、側面にはサカモト(山手町)が製作した西川材を薄く加工したものを特別に貼り付けた。
大きさは、幅820ミリ、高さ1556ミリ。新型インフルエンザの流行時に開発された製品で、近年は受注台数が年間50台程だったが、今年度は3000台を超えたという。
市役所の市長応接室で行われた寄贈式には、市川会長、向田社長、大野伸一専務、石原隆一クリーン事業部長が訪れ、大久保勝市長、田中雅夫財務部長、青田精一産業環境部長、吉田実危機管理監が迎えた。
寄贈式で市川会長は、会社の沿革などについて説明し、「社会貢献をするという企業理念を掲げており、飯能の地にある会社として、微力ながら応援させて頂けたら」と挨拶。大久保市長は「素晴らしい製品を市にご寄贈頂き、心から感謝申し上げる」と述べた。