議会と観光協会が初会合 飯能観光振興のために

0223議会

[観光発展で意見交換する議会と観光協会]

 飯能市議会(加藤由貴夫議長)と同市観光協会(柏木正之会長)が市役所で、飯能観光の振興をテーマに意見交換会を行った。両組織が会合を持つのはこれが初めて。市議会側は、広報委員会(中元太委員長)を中心に、全議員が出席した。

 加藤議長、柏木会長の挨拶、出席者紹介などの後、柏木会長がさくらまつりや飯能まつりなどこれまでの活動実績、観光振興の強化策、課題などについて説明した。

 同会長は、協会としての当面の課題として、ハイキングコースへの公衆トイレやコース案内板の不足、自主財源不足、非効率な観光案内所の運営、各種イベントの未連携の4点をリストアップ。自主財源については、会費収入が全財源の1割も満たしておらず、ほとんどが市に依存しているなどの実情を明かした。

 また、観光案内所については武蔵丘「夢馬」、飯能駅内「ぷらっと」の2か所を運営していることから、「非効率な運営を強いられている」などと指摘した。

 同協会によると新年度、組織を法人化し、酒類などの販売に取り組むほか、地域限定の旅行なども行い、財源を得る方針という。

 議員からは「観光マップを有料化できないか」「法人化による協会としての売り上げをどの程度考える」「観光協会や会議所でムーミンのグッズなどが販売できるよう研究できないか」などいった意見が出た。