「市民の日」に定例表彰式 各分野で貢献、17人を表彰
日高市は、「市民の日」と定めている1日、第30回「日高市定例表彰式」を市役所で開き、長年にわたり地方自治・統計・消防・社会福祉・文化・スポーツの各分野で市に貢献した市民17人を谷ケ﨑照雄市長が表彰した。
同市は平成3年10月1日に市制施行したことに伴い同日を「市民の日」と定め、これに合わせ功績のあった市民を表彰している。今年はコロナ禍に伴い、会場の感染症予防を図った上、時間を短縮して行われた。
谷ケ﨑市長は受賞者を前に「皆様はそれぞれの分野において長年にわたり、豊富な識見と卓抜した手腕を発揮し、市発展に多大なご尽力を頂いた。日頃から深いご理解と格別の熱意を持って活動を続けて頂いていることに心から敬意と感謝の意を表する」。
また、新型コロナウイルス感染症について、「全国の新規感染者数は緩やかな減少傾向ではあるが、大都市圏を中心に新規感染者が高止まりの状況であり、予断を許さない状況が続いている」とし、地域経済の活性化を目的としたプレミアム率30%の商品券「ひだかニコニコ応援券」の発行、感染症の影響を受けた事業者を対象とした「小規模事業者等支援給付金」の申請延長、市民サービス向上を図るため各出張所への「リモート窓口」の導入などの事業を挙げたほか、巾着田のマンジュシャゲについては来場者や地元住民、関係者等の安心・安全に配慮し、苦渋の決断として開花前に刈り込みを行ったことなどを報告。
「新しい生活様式を実践する中、観光については、自宅から1時間程度の観光スポット等を訪問し、安心・安全に楽しく地域で過ごす観光スタイル“マイクロツーリズム”が注目を集めている。生活様式が大きく変わろうとしている仲、この機会にマイクロツーリズムを実践し、心身ともにリフレッシュしながら地元の魅力を再発見して頂きたい」などと述べ、「今後とも市の更なる発展のため一層のご指導、ご協力を賜りたい」と呼びかけた。
その後、1人ひとりに表彰状を手渡し、表彰後には、市職員永年勤続表彰として市職員10人への表彰も行われた。その後、来賓の山田一繁市議会議長が受賞者を祝福し、閉式後には記念撮影などが行われた。
受賞者は次の通り。敬称略。
【自治功労】
▽関口基男(監査委員)▽森谷進(農業委員会委員)▽島村実(同)▽花家孝之(元国民健康保険運営協議会委員)▽吉原行(元都市計画審議会委員)▽新堀勝彦(同)▽犬竹栄一(同)
【統計功労】
▽堀和雄(統計調査員)▽藤倉きよ子(同)
【消防功労】
▽長岡篤史(消防団員)▽丹下剛彰(同)▽小久保敏明(同)▽和田博史(同)▽岡村大志(同)
【社会福祉功労】
▽荻野三千子(民生委員・児童委員)
【文化功労】
▽大川戸要吉(日高市美術家協会会員)
【スポーツ功労】
▽細田清一(日高市スポーツ少年団指導者)
【永年勤続表彰】
▽国分央▽鈴木雅広▽渋谷秀一▽西長武▽鹿山喜久治▽浅見聡▽吉川敏之▽松本康彦▽齋地智▽遠藤聡