ブランド栗「高麗川マロン」 「大粒で甘い」と人気
通常のクリと比べ粒が大きい日高市の「高麗川マロン」が収穫期を迎え、日高市役所近くのJAいるま野日高支店敷地内に設けられた直売所で人気を集めている。
県内トップクラスのクリの産地として知られる日高市の中でも、高麗川マロンは国見、大峰、利平、筑波の4品種、2L(35ミリ)以上の大きさのものを商標登録しブランド化したもの。一粒30グラムのものもあり、「味も別格」と評判だ。
生産者12人による高麗川マロン研究所の小作会長は、「昨年は台風などの影響で収量が少なかった。今年は猛暑の影響で例年より時期が遅くなったが、収量や品質は例年並みと見込んでいる」と話す。
直売所では現在、国見と大峰の2種類が販売されており、筑波、利平については20日から販売予定。
新型コロナ対策として、消毒液の設置や、フェイスガードを着用して接客にあたり、市内外から訪れた利用客は間隔を空けて順番に並び、お目当ての品を購入した。
毎年、高麗川マロンを楽しみにしているという横浜市の50代夫婦は、開店に合わせて直売所を訪れ、「大粒で甘みが強く、マロングラッセを作ったらとても評判が良かった。今年も味わいたい」と笑顔を見せた。
1袋700グラム入りで700~1100円。販売時間は午前8時半から午後2時まで。当日販売分がなくなり次第終了。月曜・金曜定休(21日は営業)。新型コロナ対策として地方発送の取り扱いは中止している。
問い合わせは、同直売所986・0751へ。