木のぬくもり感じる空間 雑貨&カフェ「kinoca(キノカ)」
[代表を務める栄理さん(左)たちが笑顔でお出迎え]
飯能市虎秀、東吾野駅徒歩5分程の場所に「雑貨&カフェ kinoca(キノカ)」がオープンした。地元で林業会社を営む夫婦の「多くの人に西川材を知ってもらいたい」との想いを実現するため、店内には地元で切った木材がふんだんに使用され、木のぬくもり溢れる癒しの空間が広がっている。
国道299号線沿い、信号「医療介護センター」から150メートルほどのところ。赤茶色の洋瓦風の屋根にクリーム色の壁が特徴だ。店内には西川材が多用されており、店名の「kinoca」は「木の香りのする店」から名付けたという。
本格的な木組みの工法で建設され、カフェスペースはヒノキ材による木組みを見てもらおうと天井を敢えて開放。併設されているキッズスペースには木のおもちゃも用意されている。
そんなゆったりとした空間で食べる事の出来るランチメニューは「気まぐれパスタランチ」「気まぐれごはんランチ」(いずれも1200円)、「手打ちそば」(850円)など。ドリンクはコーヒー(250円)、紅茶(400円)、ケーキ(400円)。食材はなるべく地元で仕入れ、有機調味料を使用し無水調理を心がけ野菜本来の旨味を引き出しているという。
また、主にスギ材を使用して開設された雑貨販売スペースでは、西川材から作られた糸を使用した手ぬぐいならぬ「木ぬぐい」やバッグ、薄くスライスした西川材をジャバラ状に加工した木のライト、ヘアピン、あぶら取り紙をはじめ「きまま工房 木楽里」(井上)のボールペン、コースターなど、日々の暮らしの中で木に触れる事が出来る商品を取り扱っている。
オーナーの萩原信一さん(39)は地元で林業を手掛ける「フォレスト萩原」の代表取締役を務めており、西川材にかける思いは熱い。「『西川材を見たいと思ったらここに来ればいい』。そんな風に言える店にしたかった」と語る。同店代表の妻、栄理さん(40)は「西川材に囲まれた空間で美味しいものを食べてゆったりと過ごしてもらえたら」と話す。
営業時間は雑貨コーナーが午前10時~午後5時。ランチタイムは午前11時~午後3時、ティータイムは午前10時半~午後4時。問い合わせは978・8814。毎週木曜が定休日。