制服デザインが決定 ムーミンバレーパーク
飯能市の宮沢湖周辺に北欧のライフスタイルやムーミンの物語の世界観を体験できるレジャー施設「メッツァ」の整備を進めているフィンテックグローバル社(東京都品川区、玉井信光社長)とムーミン物語(品川区、ロバート・ハースト社長)は、来年3月16日に開業予定の「ムーミンバレーパーク」の制服デザインを、フィンランドを代表するブランド「Ivana Helsinki」(イヴァナ・ヘルシンキ)が手掛けることを発表した。同パーク内のアトラクションや店舗をはじめ、警備や清掃など含む全ての施設の制服全22デザインが同ブランドによりデザインされる。
発表によると、制服デザインは、ムーミンの世界とムーミンバレーパークをつなぐデザインを意識したシルエットや色などを用い、色はすべてトーベ・ヤンソンの原画から選ばれ、パーク内の雰囲気と調和。形は、ムーミン物語の登場人物たちが身につけているような中性的でゆったりとしたシルエットと動きやすさを重視したという。
また、帽子、スカーフなどのアクセサリーも、全てトーベ・ヤンソンのオリジナルの原画に基づいている。
テキスタイル(布地)のデザインは、花と葉のジャングルで遊んでいるミイとその小さな仲間たちが潜んでいる「ジャングル・ミイ」、緑豊かな自然あふれるムーミン谷が描かれ、トーべの絵の特徴でもある生き生きとして繊細な手描き特有の線でデザインされた「フラワー・フィールド」、手描きの四角模様の中に、水玉や花の中にいる小さなムーミンたちが登場する「ムーミン・スクエア」の4種類。
フィンランドを代表するブランド「イヴァナ・ヘルシンキ」は1998年にデザイナーのパオラ・スホネンと姉ピルヨにより設立。北欧のレディースブランドとしては唯一、パリコレクションに正式に参加し世界から高く評価されている。
ムーミンバレーパークは、ムーミンの物語が描かれた「本」のゲートをくぐり抜ける「エントランス施設」から始まり、ムーミン一家が暮らす「ムーミン屋敷」、ムーミンの物語やトーベの世界観を味わえる展示や世界最大級の品揃えのショップ、ムーミンの物語をテーマとしたメニューを楽しめるレストランなどで構成される地上3階建ての「展示施設」、体感モーフィングシアターの手法を用いたアトラクション「海のオーケストラ号」、ムーミンとその仲間たちによるライブエンターテインメントが繰り広げられる「エンマの劇場」、アスレチックやジップラインなどを楽しめる「おさびし山」のほか、「水浴び小屋」「灯台」などが各所に整備される。