市議8期など地域発展に貢献 旭日小綬章の清水満雄さん
今年1月に旭日小綬章を受章した元日高市議会議長の清水満雄さん(88)(楡木在住)を囲み、自民党日高支部主催の「受章を祝う会」がこのほど、同市高麗川の日本料理あさひで開かれた。清水さんは市議を8期32年間務めたのをはじめ、消防団、猟友会、農業委員会など地域発展のため多方面で活躍。祝う会は小谷野五雄県議(自民党日高支部長)、谷ケ﨑照雄日高市長、大塚拓衆議院議員、元衆議院議員の大野松茂氏、森崎成喜日高市議会議長をはじめとする発起人が企画し、大久保勝飯能市長、野田直人飯能市議会議長ら来賓や、現・元議員、各界関係者、家族、友人など市内外から約150人が出席し、その功績を称えた。
清水さんは、昭和5年1月1日生まれ。埼玉県畜産試験場を経て家畜人工授精師を務め、昭和45年に町議に初当選。平成15年まで8期32年にわたり議員として活躍し、平成元年~2年、9年~10年の2度にわたり議長を歴任した。
このほか、西武酪農乳業協同組合理事、高麗小学校・高麗中学校PTA会長、市猟友会会長、農業委員会委員、消防団分団長などを歴任。現在は自民党日高支部最高顧問、大塚衆議院議員の日高後援会長などを務める。長年の地域への貢献が認められ、88歳を迎えた誕生日となる今年1月1日に旭日小綬章の栄に浴した。
清水さんと妻のシマ子さんを囲んで行われた祝う会では、発起人代表の小谷野県議が清水さんの胸に旭日小バッジを着け受章を称えた後、谷ケ﨑日高市長、大塚衆議院議員、森崎日高市議会議長、元衆議院議員の大野氏、元入間市長の木下博氏、井上健次毛呂山町長、大久保飯能市長らが次々と祝福の言葉を送り、花束贈呈などが行われた。
小谷野県議は、「清水さんの議員活動をはじめ多方面での地域への貢献が認められた。私は市議を一緒に務めさせて頂き、県議になる際、清水さんから“政治家は人気取りではない。政治理念と政治信条をしっかり持つ人が政治家として成功する”との言葉を頂いた。今もその言葉を頭に置いて政治活動を続けている。清水さんは日高だけではなく近隣に対しても気配りし、地域の発展に尽力した。本日が清水さんにとって最良の日となるよう心からお祝いしたい」。
谷ケ﨑市長は「清水さんは町議、市議を通算して8期務められた。町議に初当選した頃の市の人口は2万2000人、議長を務められた平成元年には人口が5万人を超え、市制施行に向け議長として大きな役割を果たした。8期を通じて常に上位で当選し、多くの人に親しまれ、慕われてきたことが分かる。これからも健康に気をつけて頂き、末永く日高の将来を見守って頂きたい」と称えた。
出席者から花束を受け取った清水さんは「このように大勢の方にお集まり頂き、喜びと感激で一杯。この受章は、私が頂いたというよりも、お集まりの皆様をはじめ、長い間、ご支援ご指導頂いた方々のお力によるもの。お世話になった方々の顔を毎日のように思い浮かべていた。今回の叙勲を励みとし、皆様のご厚情に報いるよう精進して参りたい。従前にも増してご指導を賜りますようお願いしたい」と感謝を述べた。