1部リーグ復帰目指し新体制 ちふれASエルフェン埼玉
飯能市茜台に練習拠点を構え、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)に所属する「ちふれASエルフェン埼玉」は、2部リーグ開幕を前に、地域との連携を一層強化し、地域社会の振興、市民福祉の向上、スポーツ振興、青少年健全育成などを推進することを目的とした「連携協力に関する基本協定」(ホームタウン協定)を日高市と締結した。また、既に同協定を結んでいる飯能市の大久保勝市長を監督・選手らが表敬訪問し、今季に向けた意気込みを伝えた。
エルフェンは昨季、1部で9位となり、12月に行われた2部2位のセレッソ大阪堺との入替戦で敗れ、2部に降格。
今季は1部復帰を目指し、新監督に読売サッカークラブユース、ヴェルディジュニアユースなどで数々の若手選手を育成した菅澤大我氏を迎え、前監督の元井淳氏がチーム強化やクラブの基盤構築などを担うゼネラルマネージャーに就任。
また、ヘッドコーチ兼GKコーチに、なでしこリーグで300試合以上に出場した元日本代表のゴールキーパー・山郷のぞみ氏が就任、選手では元日本代表で過去にエルフェンに所属経験のある荒川恵理子選手が移籍加入するなど、チーム強化に明るい材料が揃った。
日高市との協定締結は日高市役所で行われ、谷ケ﨑照雄市長とエルフェンスポーツクラブの小田一郎副理事長が協定書にサインを交わし、元井GM、菅澤監督、薊理絵選手、伊藤香菜子選手、日高市出身の永島自然(さら)選手らがそれぞれ意気込みを語った。
飯能市役所へは、元井GM、菅澤監督、山郷ヘッドコーチ、薊選手、伊藤選手、地元の西武ガスに勤務する橋沼真帆が訪れ、大久保市長に新体制を報告。また、両市長に新ユニフォームが手渡された。
谷ケ﨑日高市長は「市としてもチームを一生懸命応援し、これから色々な面で相互協力ができたらと思っている」と述べ、大久保飯能市長は「スポーツには人を喜ばせる魅力がある。成果が上がれば応援はついてくる。ぜひとも泥臭いプレーで勝ちにこだわって頂けたら」と激励した。
チームを率いる菅澤監督は「一部昇格だけではなく、近い将来、安定して良い成績を残せるように、チームの基礎を作っていきたい。応援して下さる方に喜んでもらえるようなプレーを見せ、女子サッカーが盛り上がるように努力したい」などと述べた。