大久保市長「日本一へ歩む」 平成30年度予算案示す
飯能市は16日、総額508億1914万2000円の平成30年度当初予算案を発表した。前年度と比べ80億5607万2000円の減額で伸び率はマイナス13・7%。一般会計については、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園ライトアップ、間伐伐採や一部地域の広葉樹に着手する水源地域間伐などの新規事業を含む277億円で、前年度比15・5%減少した、飯能市の当初予算案は前年度まで6年連続で増えていたが、30年度の予算案が大幅に減少したのは、前年度までにゴミ処理施設建設事業が終了したことが主な要因。
記者会見での冒頭、大久保勝市長は、「飯能市の隆盛に向けて、素晴らしい予算案ができたと思っています。飯能市の日本一へのあゆみを歩んでいきたい」と、予算案への思いを語った。
最初に、大久保市長は、来年度から3か年度の「第5次飯能市総合振興計画実施計画」を基に推進する新規事業などの概要を説明した。
主な新規事業は、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の魅力向上のために1億2603万7000円、水源地域間伐事業5964万5000円、双柳放課後児童クラブの分割・施設新設に3179万円、タイアップなどを推進するアニメコンテンツを活用した賑わい創出事業424万8000円など。
当初予算案の一般会計歳入は、市税が119億184万1000円(前年同期118億9054万6000円)で微増した。国庫支出金及び市債は大幅に減少したが、ゴミ処理施設建設完了が大きな要因。
歳出については、民生費 101億7893万2000円、土木費39億3831万3000円等を計上。
市は当初予算案12件、副市長についての人事案件など45議案を23日開会の市議会3月定例会に提出する。