魅力高まる子どもの森公園 店舗建設、順調に推移
飯能市が、阿須の「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」(約7・57ヘクタール)内で着手している新施設の飲食店建設工事は、順調に推移している。既存施設の「子ども劇場」のような曲線を多用した外観が立ち上がり、来園者も楽しみな様子。オープンは平成30年3月末以降。
飲食店の建設場所は、「ムーミン屋敷」東側のアケボノスギ植林地の斜面。建物は床面積約99平方メートルの木造2階建てで、設計は園内の特徴的な建物群をデザインした都内の建築設計事務所が請け負った。
設けられる機能は、北欧を感じさせる軽飲食の提供、物品の販売、トーベ・ヤンソンに関連する作品などの展示、公園利用者用の休憩所・トイレ機能など。1階に厨房・売店・休憩・トイレスペース、2階に休憩スペースなどが配置される。
店舗運営については公園管理者の市ではなく、都市公園法に基づいて市が公募し、選定した民間業者が行う。事業者の公募については今月15日で締め切られ、審査、ヒアリングを経て、30年2月上旬までに運営事業者は決定する見込み。
あけぼの子どもの森公園については、今月28日から年明け1月4日までが年末年始の休業となる。ただ、1月5日から3月31日までの間は店舗の建設工事、子ども劇場の天井と園路の修繕工事などで臨時休園としているため、休園期間は年末年始の休みを含め、平成30年3月31日までとなる。
同公園では開園時間の延長や施設のライトアップ、夜間イベントの拡充なども検討されており、そうした施設ブラッシュアップの先駆的な取り組みである飲食店開設とで、公園としての魅力はさらに高まりそう。
施設、休園等についての問い合わせは、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園(972・7711)へ。