ワカサギ釣り解禁 数度の試し釣りで成長確認
飯能地方の晩秋から冬季の風物詩、名栗湖のワカサギ釣りは、あす1日午前7時に解禁する。入間漁協(古島照夫組合長)は今年4月、北海道網走産の卵1000万粒のほか、名栗湖遡上魚を捕獲、採取した卵を孵化させた人工産を同湖に放流し、解禁に備えた。
釣り場は、名栗カヌー工房下のわんど(入り江)。釣り人は同工房が貸し出す専用ボートか、カヌー発着用の桟橋から釣る。釣り時間は、午前7時から午後4時半までで、来年3月末日まで楽しむことが出来る。
管轄する入間漁協は、解禁前のワカサギ生育状況調査のため、18日と20日の2日間、試し釣りを行ったものの、釣果はなく、関係者の間に暗雲が。
その後、組合は数名の組合員有志に再度の試し釣りを依頼し、25、26日の2日間、時間限定で実施したところ、それぞれ50匹程度釣り上げることが出来たため、まずは一安心。サイズは最小で4センチ、最大で8センチほどだったという。
名栗湖でのワカサギ入漁券の販売業務も担う名栗カヌー工房は、「ワカサギの群れがまだまだ小さく、分散して回遊しているので、腕に自信のある人でないと、解禁からしばらくの間は難しい釣りになるかもしれません」と話している。
入漁料は700円。ボート使用料は入間漁協の組合員で1500円、一般の釣り人の場合は2500円(いずれも1日)。
問い合わせは、入間漁協(973・2389)か名栗カヌー工房(979・1117)へ。