天皇皇后両陛下ご来訪 沿道で市民がお迎え
天皇皇后両陛下が20日、私的旅行のため飯能・日高を訪問され、高麗神社や巾着田曼珠沙華公園をご視察、休憩として県飯能合同庁舎に立ち寄られた。沿道には大勢の市民が並び、小旗や横断幕を手に歓迎。御料車(ごりょうしゃ)からにこやかに手を振る両陛下の姿に感激の表情を浮かべた。
両陛下は20日朝に皇居を発たれ、飯能市内の国道299号から日高市へ入り、昼前に高麗神社へ御着。谷ケ﨑照雄市長、森崎成喜市議会議長の出迎えを受け、高麗文康宮司の案内でご参拝、高麗家住宅をご視察後、会食を楽しまれた。
その後、午後3時過ぎに巾着田曼珠沙華公園へ移動され、谷ケ﨑市長らの案内で満開を迎えたマンジュシャゲをご視察、秋を彩る風景を堪能された。
4時前には飯能市の県飯能合同庁舎に立ち寄られ、こちらでは大久保勝市長、野田直人市議会議長がお出迎え。ご休憩の後、飯能を後にした。
両陛下の県内ご訪問は2日間。夜は熊谷市のホテル・ヘリテイジに宿泊され、きょう21日には深谷市の旧渋沢邸「中の家」、渋沢栄一記念館などを視察される。
沿道に指定された奉送迎場所には、大勢の市民が並んで到着を待ち、両陛下がご乗車された御料車が速度を落として市民の前を通過すると、小旗を振り「キャー」「美智子さま」といった声が飛んだ。