交通事故のないまち目指す 17事業所が表彰

表彰を受ける事業者

 飯能地区安全運転管理者協会(市川洋太郎会長)の平成29年度定期総会がホテル・ヘリテイジ飯能で開催され、昨年度事業報告・決算報告、今年度事業計画・予算などが可決された。また、昨年度実施した交通事故防止コンクールにおいて、無事故無違反を達成し、交通事故防止に尽力した17事業所47チームが表彰された。

 飯能署管内の昨年の交通事故は、総件数が3229件(前年比81件増)、人身事故が441件(同42件増)、死者9人(同5人増)、負傷者540人(同60人増)、物件事故2788件(同39件増)だった。

 今後、交通死亡事故を起こさせないためにも、国道299号対策、県道日高狭山線、県道川越日高線、県道飯能寄居線、県道飯能下名栗線などの速度抑止対策、はみ出し禁止対策、高齢者の交通事故防止対策が喫緊の課題となっている。

 同協会としては、交通安全関係機関と連携を密にしながら、特に高齢者の交通事故防止活動、子どもの自転車事故防止活動などを積極的にすすめ交通事故のない明るい街づくりを目指す。

 そのため、交通事故防止研修会や事業主研修会の実施、交通事故現場を想定した実践指導の実施、交通安全運動への参加、緑十字表彰などの上申、各表彰などを今年度も行う。

 市川会長は「交通事故を起こすと大変なことになってしまう。今日は総会兼講習でもあるので、ぜひよく聞いて頂いて会社に持って帰り、社員の皆さんに周知してほしい」と呼び掛けたほか、「皆さんのご協力により、この飯能地区が優秀だということで、埼玉県の安管から2年連続表彰された」などと報告した。

 続いて飯能署の中山昌典交通課長による交通安全講話は「自動車の安全運転管理について」と題して行われ、その後、交通事故防止コンクールの表彰伝達が行われた。

表彰を受けた事業所は次の通り。

 【交通部長賞】

 ▽ニットー冷熱製作所ヤングチーム▽飯能自動車学校教務チーム▽日高市役所チーム▽埼玉医科大学国際医療センター看護部チーム▽飯能清掃センターAチーム▽椿本チエイン埼玉工場▽西武ガスAチーム▽サイタ工業Aチーム▽新電元スリーイー品質保証部チーム▽ニチバンプリント▽飯能市役所地区行政センターチーム▽飯能ケーブルテレビ飯能日高テレビチーム▽ホンダアクセス日高事業所▽新堀製作所管理チーム▽アーク3D AOUT事業本部生産技術部チーム

 【交通企画課長賞】

 ▽丸三資材工業▽宇野設備工業