広島平和記念式典に児童派遣 日高市が新事業

 日高市は、新たな事業として8月6日に広島県広島市で行われる平和記念式典に児童を派遣する。日高市議会全員協議会で執行部から概要が説明された。

 同事業は、未来を担う子どもたちが、世界の恒久平和を祈念し戦争の悲惨さと平和の尊さを認識し、未来へ向かって平和な社会の尊さを伝えていくことを目的としたもの。

 派遣日程は8月5日・6日の2日間で、児童たちは広島市平和記念公園を会場に6日午前8時に開式する平和記念式典に参加する。

 派遣人員は8人で、内訳は市内の小学6年生6人、引率として教諭1人、総務課職員1人。

 児童は各小学校から1人ずつ選考。参加を希望する6年生から「平和について」の題目で作文600字程度を書いてもらい、応募された作文をもとに市の選定委員会が選定する。既に学校を通じて公募を行っているという。

 派遣前に結団式や保護者説明会などを行い、帰着後には報告会を行う。市は、同事業を毎年継続したいとしている。