飯能から元気届けたい 中央公園周辺で震災復興元気市
被災地への支援と応援の思いを集結する「震災復興元気市」が、11日午前10時から午後3時まで、飯能市の中央公園をメイン会場に開催される。
被災地のグルメや物産、ご当地グルメの販売、豪華景品が当たる抽選会、チャリティよさこいなど内容盛りだくさん。午後2時46分には、参加者全員で黙祷を行う。
主催する震災復興元気市実行委員会の金子堅造実行委員長は「開催6回目となる今年も、飯能から元気を届けたい」と話している。
福島、宮城、岩手、茨城、新潟、長野、熊本県といった被災地から、商工会議所や商店、市民らによるホタテ焼き、かまぼこ、ヒモノなどの海産物、野菜、地酒など地場産物産が登場し、飯能・日高市内や西武鉄道沿線、県内などからご当地グルメなど多数の飲食店が軒を連ねる。
豪華景品が当たる抽選会も行われ、被災地から出店の2店舗、よさこい受付で押してもらうスタンプを集めると参加可能となる。抽選券の引き換えは午前の部が11時半まで、午後の部が2時半まで。抽選会は正午からと午後2時50分からの2回。
また、午前11時20分と午後1時半には、中央公園野外ステージにマスコットキャラクターが大集合。飯能市の夢馬、日高市のくりっかー・くりっぴーをはじめ、コバトン、さいたまっち(埼玉県)、ぐんまちゃん(群馬県)、キビタン(福島県)、チーバくん(千葉県)、ふっかちゃん(深谷市)などが会場を盛り上げる。
市民会館大ホールではチャリティよさこい、小ホールでは駿大元気フェスタ。市民会館西側駐車場では「防災・安全を考える」をテーマに、航空自衛隊、警察、消防による車両展示。中央公園駐車場では軽トラ市、飯能大通り商店街小町公園では朝市、飯能銀座商店街では100円商店街などが実施される。
また、市民会館前庭には東日本大震災で津波被害に遭った、宮城県名取市閖上の東禅寺が所有していた梵鐘が設置される。犠牲者を慰霊するため、武蔵野三十三観音霊場会に所属する僧侶たちが毎時間ごとにお経を唱えるほか、来場者に突き鳴らしてもらう。地震が発生した午後2時46分には鐘を鳴らし、会場全体で黙祷を捧げる。
会場近くの観音寺では、鎮魂供養復興祈願として、午前9時から東日本大震災の七回忌の法要を執り行うほか、被災地物産販売も行う。
金子実行委員長は「飯能から元気を届けたいという思いで始めたこの元気市。復興のために頑張っている東北の人々の手助けになれば。当日は楽しい1日にしたい」と話している。