助け合いの心大切に おばあちゃんと一緒に助け合い

おばあちゃんと一緒に助け合い

 歳末助け合いを目的に僧侶の托鉢が7日、飯能市街で2時間にわたって行われた。飯能地区佛教会(安藤亮伸会長・福蔵院)の主催で同市の師走の風物詩になっている。

 この日参加したのは、廣渡寺、長泉寺、心応寺、永昌寺、長念寺、長松寺、金錫寺、福蔵院、松福院、玉宝寺の合計12人の僧侶。

 同市飯能の能仁寺に集合。宗派によって、法衣に多少の違いがあるが、修行僧の雲水姿になり、中には、冷え込みが厳しい中、裸足に草鞋の僧侶も。同寺内で参加者全員が、お経を唱和してからスタート。

 「飯能地區佛教會」「歳末助け合い運動托鉢會」と書かれたのぼりを先頭に、鐘を鳴らし、お経を唱えながら、大通りや銀座通りを粛々と進み、店主や通行人らが浄財を喜捨した。集まった浄財は、5万5195円、昨年より約2000円多かった。今年6月に行われた同会主催の第31回「各流讃佛歌奉詠大会」での募金4万3276円と合わせて、飯能・日高両市の社会福祉協議会に寄付される。