秋の彩りに感嘆 東郷公園賑わう
紅葉に彩られた飯能市坂石の東郷公園(秩父御嶽神社)で19、20日、第15回「もみじまつり」の前夜祭・本祭が開催された。19日は降雨に見舞われたが、20日は晴天に恵まれ、市内外から大勢の行楽客が訪れ、奥武蔵随一と称賛される園内の紅葉を楽しんだ。
19日の前夜祭は、紅葉のライトアップや石段へ青竹のキャンドルを設置してロウソクを灯すなどの幻想的な雰囲気を演出し、特設ステージで津軽三味線、尺八、吹奏楽、ジャズなどの演奏を披露。
20日の本祭では坂石町分囃子連の居囃子や吾野中学校生徒の手話合唱をはじめ、よさこい、和太鼓、忍者烈風ショーなどの発表が行われたほか、会場には物産店や飲食店が並んだ。
東郷公園は、母の病を治すため木曽御嶽山の行者となり秩父御嶽神社を祀った鴨下清八氏が大正14年、世界の三大提督と並び称される東郷平八郎元帥の銅像を建立したことからその名がついた。元帥像周辺の木々も見事に色づき、美しい光景を撮影する姿が見られた。
まつりは30日まで。