新制度で「新教育長」 教育委員長と教育長一本化

 飯能市は、教育委員会制度改正の「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」(平成27年4月施行)に伴い、10月1日から新教育長を設ける。

 新制度では教育長と教育委員会委員長が一本化され、新たに教育長が位置づけられた。市教育委員会については経過措置により旧制度での体制となっているが、澤田清志教育長が9月末で任期満了となることから、10月1日から改正後の新体制とする。

 法律のな改正点は、▽教育委員会委員長と教育長を一本化した新教育長の設置▽教育長へのチェック機能の強化と会議の透明化▽総合教育会議の設置▽首長による教育大綱の策定。

 旧制度では教育長は教育委員会が委員の中から任命するが、新制度下では市長が議会の同意を得て任命することになる。任期については市長より1年短い3年とし、市長在任中に1回は教育長を任命できるようにした。

 大久保勝市長は、9月議会(26日開会)最終日の9月20日(予定)、新教育長任命の人事案件を提出する。