七夕まつりで郷土愛育んで 福島の親子と交流も
地域との関わりの中で子どもたちを育んでいこうと事業を展開している飯能市中藤の「中藤子ども未来プロジェクト実行委員会」(本橋憲一郎会長)は、7日に中藤中郷自治会館で七夕まつりを開催する。
イベントには保養サマーキャンプで同地域を訪れている福島県の親子も参加し、交流を深める。
同実行委員会は「地域の宝」である子どもたちに、自然豊かな中藤でしなやかでたくましい心と体を培い、郷土愛を育むための事業や活動に一丸となって取り組んでいくための組織として、今年3月に設立した。中藤下郷・中郷・上郷自治会の地域内に在住する未就学児から中学生までを対象に、文化・スポーツ事業や社会参加・貢献事業、イベント事業を行う。
7日の七夕まつりでは、子どもたちの希望や夢を短冊に託して七夕飾りを作り、竹灯りを灯す。そして夕食を共に味わい、交流を深める。
現在、着々と準備が進められており、灯りを灯す竹は安藤利男さん(66)が山から伐採して加工した手作り品。20~25センチにのこぎりで切り、さらに斜めに切る。やすりで研き完成となる。
福島の親子は、NPO法人「福島こども保養プロジェクト@練馬の案内」で毎年同地域を4泊5日で訪れ、自然体験など夏休みの一時期を過ごす。
本橋会長は「大きくなっても忘れない思い出を作ってもらえたら」と話している。