2日間で8万9000人 いなせに市街地

威勢よくお囃子を披露する人々

 地域恒例の夏の賑わい、飯能夏まつりが16、17日の2日間に渡って開催され、市内外から訪れた8万9000人が底抜け屋台の引き合わせなど、活気溢れる地域の伝統を堪能した。

 飯能八坂神社の例大祭を中心として行われ、当番長の宮本町をはじめ一丁目、二丁目、三丁目、河原町、原町、前田、柳原、中山の9か町が参加し、底抜け屋台やみこしが祇園ばやしと共に繰り出しまちを練り歩いた。

 また、市内にはシャレとそれに合わせた絵が描かれている手作りの「地口行燈」が飾られ、雰囲気をより一層盛り上げた。

 16日の宵まつりでは、底抜け屋台が各町内を挨拶して回り、17日の本まつりでは午後1時半、八坂神社前に底抜け屋台が集合し、宮参り、宮前引き合わせ。その後は中央通り、銀座通り、本部前での引き合わせを行い、広小路での対面引き合わせで盛り上がりは最高潮に達した。

 子どもから大人までが一体となり、笛や太鼓の演奏と共に扇子を振りかざしながら、威勢の良い掛け声を響かせ、地域の絆を深めた。