振り込め詐欺防いだ 落合明奈さんへ感謝状
振り込め詐欺を水際で防止したとして、飯能署(福島謙治署長)は、飯能八幡郵便局の落合明奈さん(33)へ感謝状を贈った。
管内では、振り込め詐欺の被害が昨年末から激増している状況で、福島署長は「金融機関は最後の砦。今後も引き続きご協力をお願いしたい」と感謝を述べた。
落合さんは4月6日午前11時20分頃、「甥っ子が午後にお金を取りに来るので、100万円を現金で持ち帰りたい」と来局した市内在住の81歳女性を対応。高額の現金引き下ろしに加え、親族が取りに来るということで不審に思い、振り込め詐欺を疑ってホットラインで警察へ通報した。
現場へ駆けつけた警察官とともに甥と連絡をとり、振り込め詐欺だと判明し、100万円の被害を未然に防ぐことが出来た。
福島署長は「最後の砦である金融機関の方々にご協力頂き感謝に堪えない。大変な思いをされて水際で防いでくれている」と感謝した。
感謝状を受け取った落合さんは「振り込め詐欺があることは非常に残念。お客様の大切なお金を守るため、チェックシートを活用しながら丁寧に話を聞くことを、常に心がけている。今回は声かけが実り、未然に防ぐ事が出来て良かった」と話している。