日高市の玄関口、高麗川駅東口開設へ 令和8年完成めざす

高麗川駅の新駅舎と東口のイメージ図
高麗川駅の新駅舎と東口のイメージ図

 日高市の玄関口となるJR高麗川駅の東口開設に向け、新駅舎と自由通路の整備が始まっている。完成予定は令和8年3月。長年の懸案だった東口の開設により、東地区からの高麗川駅へのアクセスなど利便性の向上、地域の活性化が期待される。

 高麗川駅は昭和8年に八高線東飯能駅~越生駅間の開通と同時に開業し、昭和15年には川越線の大宮駅~高麗川駅が開通し、昭和60年には川越線が電化、平成8年には八高線の八王子駅~高麗川駅間が電化。平成25年には駅構内で跨線橋とエレベーターの設置といったバリアフリー工事が行われた。

 新駅舎と自由通路の整備計画では、2階建ての新駅舎を新設し、八高線と川越線の5本の線路と2つのホームを跨いで東口へと降りる東西自由通路を整備する。新たに開設する東口の駅前広場にはロータリーが設けられる。

 建物の特徴としては、現在の駅舎の屋根の赤色をイメージし、赤色を外観の基調とし、階段の壁面には木の温もりを感じられるよう地元の優良材として知られる西川材を活用。また、曼珠沙華や巾着田など市を象徴するデザインを自由通路の両側のガラス部分に透かし絵(フィルム)を施すという。