無病息災、猛暑乗り切って 双柳稲荷神社で「茅の輪守」

無病息災を願って作られた「茅の輪守」

7月16日、17日に行われる飯能市双柳の双柳稲荷神社の夏祭りに合わせ「茅の輪守(ちのわまもり)」が作られた。夏祭りの2日間、氏子などに頒布される。

同神社には疫病退散や無病息災などの御利益がある八坂神社が合祀され、夏祭りは八坂神社の祭り。鳥居には地元産のカヤで作られた茅の輪が設置され、参拝者は茅の輪をくぐり、祈りを捧げる。

茅の輪をモチーフにしたお守りは、地域の人々に無病息災で暑い夏を乗り切って欲しいとの願いを込め、氏子総代の森泉隆由さん、鈴木義男さん、森泉厚生さんが企画し製作したもの。

直径約10センチの小さな茅の輪に、鈴、紙垂(しで)、御札をつけ、御札には「双柳八坂神社 無病息災」の文字を記した。

100個限定で、頒布価格は1個500円。16日正午から午後6時まで、17日午前9時から午後6時まで、神社社務所で頒布される。

同神社の沼部眞也宮司は、「茅の輪は、備後国風土記の蘇民将来(そみんしょうらい)の説話にある、茅の輪を腰につけて疫病除けしたことに由来している。コロナをはじめ、穏やかならぬ日々を過ごしている方が少なくない。地域の安寧と無病息災を祈り、氏子総代の方々の手作りによる茅の輪のお守りをご用意頂いた」と話している。