間伐材活用の木製名札 日高市職員が着用
「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取り組みの一つとして、日高市は、西川材の間伐材を活用した木製名札を作成し、市職員が今月から着用している。
木製名札は、タテ8センチ、ヨコ11センチ、厚さ1センチ。西川材の間伐材を使った「はしらベンチ」の2次利用として製作した。
はしらベンチは、間伐材の積極利用を目的に、乾燥過程の木材をベンチとして街中や施設などで利用し、ある程度乾燥する半年程度で木材を入れ替え、入れ替えた木材をさまざまな加工 品に循環利用する取り組み。
今月1日から職員が木製名札を着用するとともに、各課窓口に木材のリサイクル(循環)の仕組みについて簡単に図式化したリーフレットを掲示。
プラスチック製品を減少させ、木材の形を変えながら利用を繰り返すことで有効活用し、地球温暖化対策として温室効果ガス排出量の削減や二酸化炭素の吸収源である森林の保全を推進するとしている。
日高市は、昨年2月に飯能市・狭山市・入間市・所沢市との5市で構成される「埼玉県西部地域まちづくり協議会(ダイアプラン)」で、2050年までに二酸化炭素の排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ共同宣言」を表明。①省エネルギー化の推進②再生可能エネルギーの利用・促進③森林の整備・保全・活用の3つの柱を軸に地球温暖化対策に取り組むとしている。