飯能市スポーツ協会が総会 市民の健康増進・体力づくり 施設利用も回復傾向
飯能市のスポーツ振興事業や体育施設管理などを行う特定非営利活動法人飯能市スポーツ協会(岡部素明会長)の令和4年度通常総会がこのほど、飯能市民体育館サブアリーナで行われ、令和3年度事業報告・同収支決算、令和4年度事業計画・同収支予算がいずれも承認された。
同協会は昨年度、スポーツ振興事業として、新型コロナウイルス感染拡大防止に努め、健康体力づくり事業として、市民健康ウオーキングを地区スポーツ協会と地区行政センターを中心に実施した。
また、市教育委員会、各競技団体、地区スポーツ協会と共催しスポーツ教室、市民体育祭を開催、スポーツ少年団、スポーツ指導者競技会、レクリエーション協会、中学校体育連盟への活動支援などを行った。
指定管理事業として、太平洋總業サービスとの共同事業体で体育施設11施設の管理運営を行い、引き続くコロナ禍の中ではあったが、前年度と比較して有料施設の利用件数は30・2%増、利用者数は24・8%増となるなど、回復傾向が見られた。
今年度のスポーツ振興事業計画では、「スポーツ振興、市民の健康増進、体力づくり」を目的に市民スポーツ、生涯スポーツの普及促進や各種スポーツ教室の開催、各種大会・イベントなどを実施するほか、スポーツを通じて子どもたちの健全育成支援を行う。
広報活動では令和3年3月にホームページをリニューアルしたことにより、スポーツ協会や加盟団体等の活動状況を盛り込み、市民に広く周知するよう内容の充実を図る。市民活動センターの掲示板を利用し各種大会、加盟団体等の事業をPRする。
令和4年度の主なスポーツ振興事業は次の通り。
▽競技団体・地区スポーツ協会活動支援▽スポーツ少年団活動支援▽スポーツ指導者競技会活動支援▽健康体力づくり推進事業(市民健康ウオーク)▽加盟団体育成・指導者要請事業▽コオーディネーショントレーニング事業▽飯能新緑ツーデーマーチ協力▽奥むさし中学校駅伝競走大会協力▽奥むさし駅伝競走大会協力▽スポーツ教室開催▽市民体育祭開催▽市民レクリエーション祭開催▽地区スポーツ協会対抗グラウンド・ゴルフ退会開催▽「躍動はんのう」発行▽ホームページ充実▽ニュースポーツの調査研究▽市民活動センター掲示板活用▽功労者等表彰▽体育施設管理運営。
総会で岡部会長は昨年度の実績や今年度の事業計画を紹介し、「新型コロナ感染症がさらに縮小し正常な状態になることを望むとともに、スポーツ協会加盟競技団体、各地区スポーツ協会、スポーツ少年団等の事業が大きく発展することを祈念したい」などと述べた。
来賓として新井重治市長、中元太市議会議長、内沼博史県議、中村力教育長らが出席し、市内スポーツ振興への一層の活躍を期待した。