ロータリークラブIM 飯能で式典や記念講演 オンライン方式併用

オンライン方式を併用して行われたインターシティミーティング

 飯能ロータリークラブ(高橋弘会長)がホストクラブとなり、国際ロータリー第2570地区第3グループ都市連合会インターシティミーティング(IM)がこのほど、ヘリテイジ飯能で開催された。

 飯能をはじめ、日高、入間、入間南、所沢、新所沢、所沢西、所沢東、所沢中央、新狭山、狭山中央の11クラブの関係者が参加し、Webオンライン方式を併用して式典や記念講演が行われた。

 IMは、地区内のロータリアンが一堂に会し、ロータリーの精神や社会の課題などについて情報・意見を交換し、親睦を図るというもの。今回は、新型コロナ感染拡大防止のためWebオンライン方式を併用した。

 会場には、水村雅啓ガバナーをはじめ各クラブの代表者、来賓として新井重治市長らが出席。式典では、主催者を代表して和泉由紀夫ガバナー補佐が挨拶し、地区スローガン「もっと夢を もっと奉仕を」に基づいてIMのテーマを「夢は大きく」としたと発表。

 「多くの人が夢を持ちづらい社会。若者にもっと夢を持って頂けるよう力を尽くし、夢を語り合えるロータリークラブとしたい」などと述べた。

 続いて高橋会長の歓迎の言葉、新井市長、水村ガバナーの挨拶、直前ガバナー補佐への感謝状贈呈などが行われた。

 記念講演では、元小中学校教諭で小江戸川越「大地の園」の会副会長を務める杉田修一氏が講師となり、「明治を耕した男・渋沢栄一」をテーマに、渋沢栄一の人生とその功績を解説。栄一と各地区との関わりとして、栄一の養子となった渋沢平九郎らが参加した振武軍と新政府軍が戦った飯能戦争をはじめ、元治元年(1864年)に栄一が渋沢成一郎とともに農兵募集のため一橋家領地だった高麗郡に来たことや、明治32年に平九郎墓参の折、能仁寺に立ち寄ったこと、大正2年(1913年)に第一飯能尋常高等小学校で記念講演をしたことなどについて語った。