「自転車もとまれ」標示板70枚寄贈 県自動車整備振興会飯能支部
自転車を利用する児童の交通安全意識を高めてほしいと、埼玉県自動車整備振興会飯能支部(宮崎政儀支部長)は、飯能市へ「自転車もとまれ」と書かれた交通安全標示板を70枚寄贈した。
路交通法上は、一時停止標識(止まれ)のある場所では、自転車も一時停止が義務付けられており、寄贈したプレートは教育委員会を通じ各小学校へ配布され、通学路や学校付近の子どもたちの目に見える場所に、学校や子ども会などを通じて児童と一緒に設置。そうすることで、更なる交通安全意識の高揚を図ることを目指している。
平成19年度から毎年寄贈しており、最初の5年間は市内中学校へ、以降は市内小学校へ配布。今年度寄贈分を含め、総合計は1257枚となる。標示板の大きさは、縦49センチ、横7センチ。
同市役所市長応接室で行われた寄贈式には、宮崎支部長、双木俊久副支部長、中里光伸副支部長、中沢謙一副支部長が出席し、新井重治市長、中村力教育長へ贈った。
受け取った新井市長は「自転車による交通事故も多くなっているし、子どもたちに交通安全の啓発も務めているが、このように標示板をいただき、一層交通事故防止に努めていきたい」、中村教育長は「取り付け方を工夫するなど、子どもたちのみならず、保護者や地域の方々の意識の高揚を目指したい」と話し、それぞれが感謝の言葉を口にした。
宮崎支部長は「一件でも交通事故が減るよう、毎年寄贈させていただいている。自転車に乗る人も気を付けてほしい」と話している。