飯能市商連 新ブランド「Let’sはんのう商店街」 商品券など当たる宝くじ抽選会
飯能市商店街連盟(鈴木康弘会長)は、様々なイベントの企画や運営、発信を行い、活性化に特化した新ブランド「Let’sはんのう商店街」を立ち上げた。
加盟店の店主らが出演し、飯能出身の女優・金野美穂さんが歌うオリジナルミュージックビデオ(以下、MV)の作成や、最大で商品券30万円が当たる宝くじ抽選会の2本を主な事業として実施。
12日には、関係者が飯能市役所の新井重治市長を表敬訪問し、事業内容などを報告し、鈴木会長は「商店街を知ってもらい、足を運んでもらう機会になれば」と期待を込めた。
同連盟は、大通り商店街・飯能銀座通り商店街・中央通り商店街に加盟している125店舗から成り、連盟の活性化部の事業として昨年は「飯能がんばる商店街ポスター展」を開催。店主らの姿をユニークなキャッチコピーとともに紹介する宣伝ポスターが話題を呼んだ。
コロナ禍でいかに商店街のイメージを上げることが出来るか、また密にならない状態で市民に商店街を使ってもらい、人と人との交流を生むことが出来るかということを考え、企画。
今回実施する「Let’sはんのう商店街」事業のうち、オリジナルMVは15日から公開している。作詞はK’s design(同市八幡町)の須田啓介さん、作曲は作曲家・大谷靖夫さん。飯能出身の女優金野さんが歌っている。
オリジナルMVの撮影はすべて市内で行われ、同連盟加盟店の店主らが出演。決めポーズとして、右手の親指と人差し指を立てLet’sの「L」を表現している。
オリジナルMVは、YouTubeや東町交差点、駅前通り交差点、CandyMagic(同市東町)などのモニターで公開中。
また、「Let’s宝くじ」は、同商店街連盟の加入店舗で期間中(15日~2月20日)に商品購入レシート合計金額2000円以上購入すると、宝くじ抽選チケット1枚と交換出来る。宝くじ抽選チケットの引換日は2月5、6、12、13、19、20日に小町公園(同市仲町)で行う。
レシート1枚の交換上限は、50枚(10万円)。抽選会は2月23日午後7時~8時にYouTubeで生配信する。
一等は商品券30万円分、二等は商品券10万円分、三等はハローチップ10万円分。このほか、協賛した約40店舗から提供された石油ストーブや着物などの賞品が用意されている。
12日の表敬訪問には、同連盟の鈴木会長、岡部久功活性化部長、金野さん、須田さんら関係者が出席し、新井市長へ事業内容などを報告したほか、抽選会のプレゼンターを依頼。
鈴木会長は「宝くじ抽選会をやったりSNSを使ってPRすることで、若い世代の方々にも商店街を知ってもらい、足を運んでもらう機会になれば」、岡部活性化部長は「商店が頑張っているよということを少しでも皆さんにお知らせ出来たら」と期待を込めた。
新井市長は「商店街の皆さんには、毎回趣向を凝らした取り組みをして頂いており、活性化に繋がるものだと思う。私たちもしっかりと応援していきたい」と話した。
金野さん(24)は、加治小、加治中、飯能南高校の卒業生。「市内の飲食店でアルバイトしたり、入間川沿いや美杉台の方へ散歩に行ったり、ホッケーやお囃子もやっていたり。お囃子で商店街を練り歩いたし、ハローチップを集めに商店街に買い物に行ったりしていたが、だんだんとシャッターを閉めているお店が増えていき、人通りが少ないなと感じることもあった。歌詞にあるように、商店街がより明るく希望に満ちた場所になってほしい。ずっと過ごしてきた飯能にいつか恩返しできたらと思っていたが、こういう形でまちを盛り上げる企画に参加でき、とても光栄」とにっこり。
統括ディレクター兼作詞を担当した須田さん(43)は飯能第一小・富士見小、飯能第一中学校の出身。歌詞に込めた想いについて、「サブタイトルの『未来へつなげる、これからの商店街』を、歌詞で表現した。この取り組みを始めて商店街の人が中心になってまちをつくり、次の世代へつなげて託していく、そういった想いを込めた」と振り返る。
作曲者の大谷さんは、音楽系の専門学校時代の同期でEveryLittleThingや倖田來未、鈴木亜美などの曲も手掛けており、今回の曲は「誰もが聞いて耳通りが良く、未来をフューチャー出来る曲」をイメージし作曲された。
同商店街連盟は、宝くじ抽選チケットの交換について、密になるのを避けるため、早めに、こまめな交換を呼びかけている。
公式ホームページはhttps://lets-hanno-shoutengai.com/