コロナ禍の市制施行30周年 無観客・Web配信で記念式典

市ホームページに掲載中のカウントダウン写真(一覧)

 今年10月1日に市制施行30周年の節目を迎える日高市は、記念式典について、無観客によるWeb配信など新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、11月13日の開催に向け検討を進めているとした。

 当初予定していた記念花火大会、市祭囃子連合会による居囃子等については既に中止を決定している。

 11月13日の式典はひだかアリーナで予定され、内容は、市勢要覧の配布、平成3年10月の市制施行時に埋設したタイムカプセルの開封式、記念マンホールの披露、都市宣言などを行う。

 30周年にあたっては、当初、市民まつりの開催に合わせて記念花火大会や祭囃子の披露などを行って盛大に節目を祝う内容が計画されたが、新型コロナ感染症の収束が見えず、来場者やスタッフ、地域住民の安全・安心の確保が困難として、市民まつりとともに中止を判断した。

 また、記念ロゴマークを作成し、市が実施する事業以外、市民や団体が行うイベントや事業についても、30周年記念の趣旨に沿い、市の使用規定の基準を満たすものであれば、市制施行30周年記念の冠やロゴマークを使用することができるとしているが、コロナ禍でイベントや事業が実施できない状況が続いている。

 市は現在、市民から募集した「カウントダウン写真」を市ホームページに掲載。市制施行日となる10月1日の100日前の6月23日から市民や団体などが登場した写真が毎日更新され、日数をカウントしている。

 このほか、ホームページに「復刻・広報ひだか」「市制施行時の思い出写真」のコーナーを設け、市制施行当時の平成3年4月1日~4年3月1日の広報の公開や、市制施行当時から30年間の写真を随時更新している。