新井陣営が事務所開き 対話重視の市政、約束
現職の3選を阻止すべく、任期満了に伴う飯能市長選挙(7月4日告示、11日投開票)へ立候補する前副市長で新人の新井重治氏(68)の後援会(吉田親義会長)は22日、飯能駅北口の駅前通り線に面した時計店跡で、事務所開きを行った。
後援会員や支持者など約30人が集まった事務所開きでは、吉田会長、前飯能市長の沢辺瀞壱氏が挨拶。
沢辺氏は「現職に勝つには歩いて、歩いて歩き通すということを決めて、何軒も何軒も歩いてきた。今の市政をみると、市民のことを考えているのか。なぜ、あんなことをしているのかと疑問に思うことがたくさんある」などと述べ、市長在任時、副市長に任命した新井氏こそ飯能市長に適任だと強調した。
新井氏は「今の飯能市政について、思うところがある。全然、市民を見ていない。その中の一つ、阿須山中土地有効活用事業。こちらについても市民に知らせないまま、山を削って、メガソーラーを作っている。いいはずがない。もう一つは名栗偏重。ノーラ名栗に巨額な税を投入した観光施設を設置した」などと批判。「対話重視によって、今こそ市政を刷新したい」と訴えた。
この日、事務所には政治団体の入間郡市農協政治連盟(大木清志会長)から推薦状も届けられた。
新井後援会は告示日の4日午前10時から八幡神社境内で出陣式を開く。