飯能市がドコモと連携協定 最新技術活用し地域活性化

取り交わした協定書を手にする大久保市長と藤間支店長

 飯能市はNTTドコモと連携協力し、ドコモの持つ情報通信技術(ICT)やAI、ビッグデータ、XR、5Gなどの先進技術を、教育や観光振興などに活用する連携協定を16日に締結した。県内の自治体とドコモの連携協定締結は初めて。

 市では、森林をはじめとした豊かな自然環境に恵まれ、観光拠点も増えたことから、それらの魅力を積極的に発信していくため、今回、ドコモの持つAIやビッグデータ、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの画像処理技術、5Gなどの最先端技術を活用し、地域活性化を進めていこうというもの。

 連携事項としては、教育振興、観光振興、健康・医療に関することなど。

 具体的には、観光スポットの魅力をXRなどの技術を活用したコンテンツを作成・展開し、市内への観光を誘致したり、教育分野では遠隔地との交流や社会科見学の実践、また、遠隔診療体制などの推進などとしている。

 市長応接室で行われた締結式には、NTTドコモ埼玉支店の藤間良樹支店長、塩澤光康法人営業部長、下島光介法人営業担当課長らが訪れた。

 大久保市長は「県内で初めての協定ということで、感謝の気持ちで一杯。この協定を締結することが実行の始まり」と期待を込めた。

 続いて藤間支店長は、「我々NTTドコモは、モバイルの技術、ICTの技術を使いながら、地域の課題解決に取り組んでいる。今回の連携協定により、飯能の魅力度向上に貢献できれば」と話した。