メッツァで打ち上げ花火 市長、9月定例会冒頭で発表

飯能市立名栗中学校の廃校議案など13議案(市長追加提案2件含む)と令和元年度一般会計歳入歳出決算など認定11件について審議する、飯能市議会9月定例会(平沼弘議長)は4日開会し、10月2日まで29日間の会期に入った。

大久保勝市長は、開会直後の挨拶の中で、コロナ禍で売上減少など影響を受けている市内店舗を応援するためのイベントを、10月と11月にメッツァで開催することを明らかにした。

初日、大久保勝市長挨拶、上良二副市長による上程議案の説明などが行われ、議会は議案調査日などを挟み、あす9日から審議に移る。

挨拶の中で、大久保市長は先の大野元裕県知事の市内事業所訪問、県内自治体に先駆けて、今月1日に市内全小中学生へタブレット端末を配布したことに触れ、特にタブレット配布については「県はもちろん、近隣自治体からも注目され、大きな反響を頂いている」と胸を張った。

大久保市長はさらに、新型コロナウイルスの影響により、営業活動に苦慮している市内店舗を応援するイベントを10月、11月にメッツァで開催すると発表。この催しは、「新型コロナウイルスの感染拡大防止を徹底した新しいイベントの形として発信するものであり、現在準備を進めている」と明らかにした。

詳細は不明だが、メッツァ内のイベント会場では市内の飲食店によるブースが軒を並べるほか、打ち上げ花火も行われるという。

イベントへの参加については、予め、入場券を購入してもらう方法とし、市内の事業参加店舗で飲食、買い物をした人に対し、イベントへの入場応募券を配布する予定という。

初日、上程された議案は、▽飯能市長及び副市長の給料の特例に関する条例(大久保市長、上副市長の給料減額)▽飯能市立学校設置条例の一部を改正する条例(名栗中学校の廃止)▽飯能市保育の必要性の認定に関する基準を定める条例の一部を改正する条例▽飯能市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例▽令和2年度飯能市一般会計補正予算▽飯能市笠縫土地区画整理特別会計補正予算▽令和2年度飯能市岩沢北部土地区画整理特別会計補正予算▽令和2年度飯能市岩沢南部土地区画整理特別会計補正予算▽令和2年度飯能市介護保険特別会計補正予算▽令和元年度飯能市水道事業未処分利益剰余金の処分について▽令和元年度飯能市下水道事業未処分利益剰余金の処分について。

認定11件は、▽令和元年度飯能市一般会計歳入歳出決算の認定について▽令和元年度飯能市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について▽令和元年度飯能市笠縫土地区画整理特別会計歳入歳出決算の認定について▽令和元年度飯能市水道事業決算の認定についてなど。

10日には、教育委員会委員の任命、固定資産評価審査委員会委員の選任ついての人事案件2件が大久保市長から追加提案される。