【動画】名栗中廃校で地域説明会 今月12、18、19日の3日間
飯能市立名栗中学校を令和2年度で廃校し、同中生徒については3年度から原市場中学校に編入するなどとした基本方針を定めた市は、今月12、18、19日の3日間、名栗地区内で住民参加を求めて「名栗中学校の在り方の方針に係る地域説明会」を開催する。
説明会は、12日が午前10時からふるさと会館、18日が午後6時からあすなろ会館、19日が午後1時半から名栗地区行政センターで開かれる。
説明内容は3会場とも同じで、概ね1時間程度。市は、都合がよい会場に直接来場するよう呼び掛けている。
山間地域における児童・生徒数の減少による学習環境など、教育上の課題が生じているとして、市は庁内に「小規模校の在り方に関する検討委員会」を設置し、協議。
その中で、特に名栗中については2年後には生徒数が10人を下回ることから、早急な対応が求められているという。
このため、市は市自治連名栗支部の自治会長や名栗小・中学校の保護者と懇談会を開き、生徒数減少による教育課題について意見交換を実施。
こうした経緯を踏まえ、市は今後の名栗中の在り方の基本方針について定めた。
基本方針は次の5点。
①名栗中学校は令和2年度をもって廃止し、名栗中学校の生徒は3年度より原市場中学校に編入する。
②バスによる生徒の通学手段を確保する。
③生徒の環境変化に対するきめ細やかな学習面、学校生活及び心のケアを行う。
④名栗幼稚園、名栗小学校、原市場小学校、原市場中学校の連携体制を確立。
⑤原市場中学校生徒を名栗地区と原市場地区の交流の担い手の一員と位置付け、両地区の地域間交流を推進する。
名栗中の生徒数は今後も減少傾向にある。令和2年度18人、3年度13人だが、4年度で8人、5年度は5人と想定されている。