分散登校の期間短縮 飯能市の10校 15日から一斉登校へ

 飯能市は、1日の学校再開後、分散登校を行っている飯能第一小、加治小、富士見小、加治東小、双柳小、美杉台小、飯能第一中、飯能西中、加治中、美杉台中の10校について、当初は26日まで分散登校の実施を予定していたが、県内や市内の感染状況、学校内の感染拡大防止体制の整備、授業時数確保の必要性などを考慮し、分散登校の期間を短縮し15日から一斉登校とするとした。

 飯能第二小、南高麗小、精明小、原市場小、奥武蔵小、名栗小、南高麗中、原市場中、奥武蔵中、名栗中の10校については密集を避けることが可能として再開時から一斉登校を実施している。

 各校での感染拡大予防対策としては、家庭と連携した毎朝の検温と風邪症状の確認(家族も含む)について「健康観察票」を用いて、児童生徒とその家族の健康状況を確認。登校前に確認できなかった児童生徒については教室に入る前に、検温・健康観察を行う。

 校内では非接触型体温計を全教室に配備し1日の中での定期的な検温等に活用、各教室入口に消毒用エタノールを設置し、正しい手洗い、咳エチケットを指導する。教室の換気を常に行い、休み時間ごとに窓を開けることはもちろん、天候に応じて常時、窓を半開または全開にして換気に努め、エアコン使用時においても換気を行う。

 校内のドアノブ、手すり、スイッチ等を消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウム等を使用して毎日定期的に消毒し、施設等の清掃を行いながら環境衛生を良好に保つ。

 給食時は配食を行う児童生徒や教職員の健康管理・衛生管理を徹底し、会食時は机の配置を工夫し、会話を控えるようにする──などとしている。