金子副市長を再任 谷ケ﨑市長「ますます手腕発揮を」
日高市の谷ケ﨑照雄市長は、6月30日に任期満了を迎える副市長の金子昭氏(60)を再び副市長に選任したいとする議案を日高市議会(山田一繁議長)6月定例会に提出し、5月29日に採決が行われ全員一致で同意した。
金子氏は昭和57年法政大学経営学部卒業後、日高市(当時は町)職員となり、健康福祉部介護福祉課長、総務部総務課長、市民生活部長、総務部長を経て、平成28年7月に副市長に就任、谷ケ﨑市政を支えた。
開会日に行われた提案説明で谷ケ﨑氏市長は、金子氏の経歴を紹介し「周囲の信頼も厚く、地方自治に関する豊富な識見と行政手腕は副市長として適任であると考える。再び金子氏を副市長に選任することについて、同意を得たい」とした。
29日に行われた議案質疑では、田中まどか議員(みんなの会)が「金子副市長においては、この4年間、日高市行政のためにご尽力頂き感謝申し上げる。人物、実績については市長からの提案説明の通りと私も感じている。その金子氏を再び登用するにあたってその理由、市長の思いをお伺いする」と質疑。
これに対し谷ケ﨑市長は「一言でいえば、総合調整力をますます発揮してくれることを期待して再任をお願いするもの。金子氏においてはこれまでの4年間、市の職員として長年培った知識と経験を生かし、事務方のトップとして職員に対して適切な指導、助言、あるいは関係各課との調整を綿密に行うなど調整力を発揮する姿を見てきた。また、目下の最重要課題である新型コロナウイルス対策については福祉や医療、産業、経済、教育などさまざまな部署に関わるが、これらを一元的に把握してスピーディーに対策づくりを進めていく必要がある。このことについても金子氏には庁内の総合調整をスピード感を持って対応して頂いている」。
「私はこの4年間は本市にとって大変重要な課題や事業が多い期間であると考えている。市の発展のため、金子氏にはますます手腕を発揮して頂き、私とともに市政運営にあたって頂きたいと思っている」と答えた。
質疑後、討論はなく、採決が行われ、全員一致で同意した。