子どもたちの命守る 学校休業中の児童生徒の行動自粛
国の緊急事態宣言、県の緊急事態措置を受け、飯能市は、徹底した感染拡大防止対策を講じるため、市内公立小中学校、公立幼稚園を年5月6日まで臨時休業とした。再開は5月7日で、入学(園)式、始業式は実施しない。臨時休業にあたっては、児童生徒が不要不急の外出をすることのないよう保護者に協力を求めるとし、登校日や休業中の過ごし方などについての方針を示した。
休業期間中は、子どもたちの命を守ることを最優先とし、行動自粛として、感染予防のため、児童生徒だけでなく、家族を含めて不要不急な外出を控えるよう求め、基本的には家庭で子どもが過ごすよう依頼。ただし、特別な理由で子どもが家で過ごすことができない場合のみ、学校(幼稚園)で預かる。
登校(園)日については、新担任との顔合わせや健康観察に加え、児童生徒の学習状況の確認、補習の実施、生徒指導を適切に行う観点から、登校(園)日を必要最小限で設定。学年や学級単位、または地区単位とするなど、分散登校(園)となるようにし、特に、幼児や低学年児童の安全確保に努める。
臨時休業中の生活については、行動を自粛するとともに、毎朝の健康観察として、児童生徒だけでなく、家族全員で毎朝の検温と風邪症状等を確認、体調の変化があった場合、学校・幼稚園に必ず報告するよう依頼。学校は児童生徒の健康状態の確認として、担任から定期的に電話連絡をし、児童生徒の健康状態を確認、必要に応じて家庭訪問を行う。
部活動は実施しない。家庭学習については、学校側が登校日や家庭訪問の際に学習用のプリントを渡すなど、家庭学習ができるように対応する。
児童生徒の心のケアとして、電話連絡や家庭訪問等により、児童生徒の心の状況の的確な把握に努め、学級担任や養護教諭、スクールカウンセラー等により、組織的に対応できるようにする。また、学校や教育センターにいつでも相談できるよう、電話番号等を児童生徒に伝える。
また、感染者を特定しようとすることや、SNS等で誤った情報を発信することは、偏見や差別につながり、断じて許されないとして、児童生徒に対しそのような行為を絶対にしないよう指導する、としている。
このほか、学校は放課後児童クラブから要請があった場合、感染拡大予防策を行った上で、校庭・体育館の使用を許可し、必要に応じて学校職員が応援に入ることができるようにするほか、児童生徒が運動する目的で校庭に来た場合は校庭を使用させる。