飯能消防団が堆積土木を撤去 台風被害の岩沢・阿須運動公園
飯能消防団(新井安典団長、団員数356人)は2月中、昨年の台風19号によって、大量の流木や土砂などが流れ込む被害を受けた岩沢・阿須の運動公園の清掃活動を、消防団員の体力強化訓練の一環として実施した。200人ほどの団員が同運動公園に集合し、各分団に分かれて人海戦術を駆使して撤去作業を行った。
集まった団員たちは、グラウンドのフェンスやサッカーゴールの網部分に絡みついた流木やゴミを取り払い、河川敷や歩行スペースに堆積した土砂類などはスコップを使って撤去した。
また、丸太や根元から流されてきた大きな木々については、各分団車両に搭載されているチェーンソーを活用し、適度な大きさに切断するなどして作業を進めた。
団員たちはゴミを分別し、一箇所に集積。集められたゴミの搬出については、公園の管理等の業務を担う飯能市役所建設部まちづくり推進課公園担当の職員が手配し、市の委託業者などが順次撤去した。
新井団長は、「グラウンドは、消防団の活動で使うこともあるので、こうした活動を通して一日でも早い復旧に繋がればと思っている。体力強化訓練の一環であると同時に、消防車両に備え付けの装備の運用練習や分団同士の連携力アップにも繋がると考えているので、多くの団員たちが参加してくれて頼もしく思っている」と話した。