青少年健全育成活動に尽力 石森さん
飯能警察署少年非行防止ボランティア連絡会の会長を務める石森千賀さん(74)=飯能市双柳=がこのほど、青少年育成功労者として、さいたま市の知事公館で開かれた平成30年度「青少年育成埼玉県民会議表彰式」(青少年育成埼玉県民会議主催)で「青少年育成功労賞(個人)」を受賞した。
石森さんは平成10年に飯能署の少年指導委員となり、16年に同署少年非行防止ボランティア連絡会の会長に就任。26年5月以降は埼玉県警察少年非行防止ボランティア連絡協議会の幹事を兼務している。
会長として同連絡会の中心となり、風俗営業所等へ出入りしている少年の補導や営業者に対する助言、街頭補導活動、各種キャンペーンや非行防止教室等の広報啓発活動を推進しており、他の会員の模範となるなど、約20年にわたる長年の尽力が高く評価された。
中でも、飯能市や日高市の全小学校を訪問し、小学3年生に対して実施している非行防止教室(フレンドリースクール)を、開始当初から中心となって実施しており、「万引きや金品持ち出しをやってはいけない」というテーマで劇を演じ、児童に分かりやすく非行防止の指導を行っている。
28年度には、その功労が認められ、同会が「全国少年補導功労団体表彰」を受賞、全国の少年警察ボランティア団体からも高い評価を得ている。
石森さんは「今回の表彰は関係者をはじめ周囲の皆様のご指導とご協力があってのこと。今後は後進育成にも力を入れるつもり。飯能・日高の青少年の健全育成のため、今後とも微力ながら取り組んでいきたい。」と話している。