曇天吹き飛ばす熱気 飯能まつりに15万2000人
飯能市の秋の一大行事となる第48回「飯能まつり」が3、4日の2日間にわたり飯能駅北口の大通り、中央通り、銀座通り、駅前通りを中心に開催され、2日間で市内外から約15万2000人(主催者発表)が訪れた。4日は途中、小雨に見舞われたが、来場者は活気ある山車の引き合わせや多彩な催し、通り沿いに並んだ出店を楽しんだ。
3日は市内で活躍する各種団体が多数参加し、オープニングセレモニーやパレードを皮切りに、子どもみこしや民謡流し、よさこい、野外音楽会、路上パフォーマンスなどが披露され、夜間には各町の底抜け屋台が祭りを盛り上げた。
4日は当番町の本郷を筆頭に11か町の山車が勢揃いし、巡行や日中と夜間の引き合わせを行った。日中の引き合わせでは、東町交差点に集合した山車の前で飯能鳶土建組合がはしご乗りを披露した後、本郷自治会長の中里敏男さんの合図で各町が一斉に囃子を開始、特色ある狐や外道、獅子などを演じた。このほかにも、各所でみこし練り歩き、獅子舞、居囃子などの伝統芸能が披露され、通りを熱気に包んだ。