風を受けて空泳ぐ 高麗郷古民家のこいのぼり
5月5日は「こどもの日」。日高市高麗本郷の高麗郷古民家では、母屋前の庭にこいのぼりが設置され、風が吹くたびに大きな体をなびかせて空を泳いでいる=写真=。
古民家のこいのぼりは、一昨年前まで市民から提供を受けたものを取り付けていたが、高麗郷一帯を「遠足の聖地」と位置付け県内外の小学校などに来訪を呼びかける市のプロジェクトに伴い、同市ふるさと納税制度の寄付金を活用して昨年、新調した。
こいのぼりは、古民家の庭に立てられた高さ約15メートルの竿に「高麗郷古民家」と書かれた吹き流しと共に、真鯉、緋鯉、子鯉の5匹が取り付けられている。遠足シーズンを迎え、古民家には付近の幼稚園や保育園から多くの子どもたちが足を運び、空を優雅に泳ぐこいのぼりを見上げている。
古民家で四季折々の行事を行う高麗郷古民家サポーターズクラブの男性は「新しいこいのぼりは、前のものより素材が軽くなったのか少しの風でもよく泳ぐようになった」と話し、5月末頃まで設置を予定しているという。
また、古民家の母屋や客殿には、同市産業振興課と古民家サポーターズクラブの協力で、市民から提供された五月人形が飾られている。こちらは5月5日頃まで展示されている。
古民家の開館時間は午前9時から午後4時まで。