県内初の子育て応援自販機 日高市とコカ・コーラが協定
日高市は、自動販売機の売り上げの一部を通じて市の子育て応援を推進するため、1日、コカ・コーラボトラーズジャパンと協定を締結した。専用ラッピングを施した「子育て応援自動販売機」が同市総合福祉センター「高麗の郷」エントランス、日高市役所3階エレベーター前、ひだかアリーナエントランスの3か所に設置され、高麗の郷で谷ケ﨑照雄市長とコカ・コーラボトラーズジャパン埼玉第二支社の二野宮利幸支社長が協定書にサインを交わした。
子育て応援自動販売機は、売り上げの一部が購入者からの寄付としてコカ・コーラから市へ寄付され、子育て拠点施設の子ども用玩具の購入など市の子育て応援に活用するもの。
公共施設3か所に設置された同自販機は、ピンク色をベースに日高市のマスコットキャラクター「くりっかー」「くりっぴー」、市の子育て支援をイメージしたイラストを描いたラッピングが施され、電子マネーにも対応している。
日高市とコカ・コーラは平成24年9月に防災応援協定型の自動販売機を設置しており、今回の子育て応援に特化した自販機の設置は県内でも初めてという。
今後は、民間施設や店舗にも子育て応援自販機の設置の協力を呼びかけていくとしている。
協定書にサインを交わした谷ケ﨑市長は「市政の大きな柱として子育て応援に取り組んでおり、4月1日には高麗の郷内に子育て総合支援センターが開設する。その目の前に今回の子育て応援自動販売機が設置され、非常に良いタイミングと思っている。少子高齢化が大きな課題。こうした取り組みによって、日高に来て子どもを育てたいという人が増えたら」。
二野宮支社長は「弊社は地域密着と顧客起点を経営原理とし、安全安心、高品質な製品をお届けすることにより、お客様の日々の生活に寄り添い、ハッピーな瞬間と爽やかさを提供して参りたい。市の推進する子育て応援事業に、弊社の募金型自動販売機が関われることは大変嬉しい。子育て支援は地域全体で支えていかねばならない課題。この自動販売機が、子育てを応援する風土の形成の一翼を担うことができたら」と述べた。